2020-03-29

CEATEC2019で見つけた未来を感じるスゴいものまとめ

10月15〜18日に幕張メッセで開催された、IoT見本市「CEATEC2019」。そこで展示されていたものの中から、衣・食・住など日常生活に変化をもたらしてくれそうなプロダクトやサービスを紹介します。

調理などの細かい作業を遠隔で!ANAのロボットハンド

ANAのブースでは、アバターロボット「newme」によるデモが行われていました。遠隔で調理を行う状況を想定し、プラコップをピラミッド型に積み上げていきます。

ロボットの操作は、手袋のようなコントローラーを装着した人が行っています。「2枚重なったカップを軽く揺らして内側の1枚だけを落とす」といった繊細な動きもしっかりこなせていました。

現地との会話もOK!自立走行できるOKIの遠隔見守りロボット

OKIブースには、自律走行するロボットの姿が。施設点検や見守りなどの利用を想定しているとのこと。

監視中の場所の様子はコックピット内のモニターに映し出されます。コックピットの人間が、ロボットを通して現場と会話をすることも可能。デモでは、「迷子の子どもを見つけて話しかける」という状況を再現していました。

AIでゲームを攻略!バンダイナムコのゲーマーロボ

バンダイナムコのブースには、ひたすらゲームをプレイするロボット君の姿が。

懐かしい段ボール工作のような外見のこのロボット「Q56」は、強化学習によるAIで徐々にゲームの攻略方法を学んでいくというもの。
さらに同社ブースには、かわいらしい女性のロボットも。

こちらの「表情コミュニケーター・ミライ小町」は、目の前の人の動きや声に反応して、人間に近いリアルな表情を再現できます。

眠りの状態で角度が変化!パラマウントの“自動運転”ベッド

パラマウントベッドのブースでは、睡眠の状態に合わせて角度が変化するベッド「Active Sleep BED」を展示。「入眠時」「熟睡時」「起床時」などの状態を感知して、それぞれに最適な角度に変化。さらに、設定した起床時刻になると自動的にベッドの背中部分が上がって体を起こしてくれるとのこと。
そのほかにも、固さを自在に変えることができるマットレス「Active Sleep MATTRESS」や、
マットレスなどの下に敷くことで睡眠中の心拍や呼吸、体動をモニタリングして、睡眠状況をスマホで管理できる「Active Sleep ANALYZER」も発表。
スマホアプリやウェアラブル端末で睡眠を記録するサービスはスタンダードになりましたが、今後は寝具そのものが睡眠記録のデバイスとして機能していくようになりそうです。

自動で「便」の状態をチェック!LIXILのAI搭載トイレ

LIXILは、便の形や大きさをAIで自動判定する開発中のシステム「トイレからのお便り」を展示。高齢者施設で職員が手書きで記録している排便の記録を自動化することをめざしているとのこと。

「便の状態を自動記録」なんて聞くと一瞬ギョッとしますが、超高齢社会を迎えるこれからの時代、介護職員さんの負担を減らせるこういったソリューションは、必須のものになっていくでしょうね。

猫トイレもIoT化!シャープの「ペットケアモニター」

「トイレ」のデータを活用したプロダクトには、ペット向けもありました。シャープの「ペットケアモニター」は、尿の量や回数、トイレの滞在時間などから猫の健康を管理できる猫用トイレ。
データを独自のアルゴリズムで解析し、飼い主はその結果をスマホで確認できるとのこと。オプション品のバッジを猫の首輪につければ、最大3匹までのデータをそれぞれ記録することも可能。

こちらはすでに販売されている製品で、トイレ本体が税別24,800円。他に専用の猫砂やシートなどの消耗品や、専用クラウドサービスへの加入が必要になります。

トレーニングはデータの時代!KDDIのセンサー内蔵ボール

KDDIブースに展示されていたのは、アスリート向けのセンサー内蔵型ボール。これをトレーニングに使用すると、急速や回転数といったデータが蓄積されていきます。
ボールのデータに加えて、スマートウオッチで取得した心拍数などのデータや体組成計からデータを収集することで、その選手の状態を総合的に把握することが可能。近くにコーチがいない環境での、オンラインコーチングによるトレーニングなども行いやすくなるとのこと。

スマホが「鼻」になる!第一精工の匂いセンサー

出展製品・サービスの中から選ばれる「CEATEC AWARD 2019」で準グランプリを受賞したのは、第一精工の匂いセンサ 「nose@MEMS」
20種類の検知素子を搭載し、においを識別するAIアプリケーションとあわせて使うことで、さまざまなニオイを嗅ぎ分けることが可能になるデバイスです。

受賞製品のほかに、スマホに取り付けて使えるミニサイズのタイプも展示されていました。こちらはまだ商品化されていないそうですが、業務用を想定した上記のタイプより価格を抑え、一般ユーザーが手軽に使えるものにしたいとのこと。

全体的にAIを活用した製品・サービスが多く、これまで人間がこなしてきた作業がAIによって自動化されるようになっていく流れを感じました。

酒井 麻里子

企業広報誌の制作を経て、フリーのライター・編集者に。IT・デジタル、ビジネス分野を中心に、書籍や雑誌、Web媒体での執筆・編集、取材などに携わる。 著書に『今からササッとはじめるLINE/Twitter/Instagram/Facebook』(秀和システム)、『今すぐ使えるかんたん FC2ブログ 超入門』(技術評論社)など。株式会社ウレルブン代表。

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